集計条件
- 平成30年度（平成30年4月1日から令和元年3月31日まで）に退院された患者さんで、一般病棟に1回以上入院した方が対象です。
- 医療保険対象外や自費の患者さんは含みません。また、入院後24時間以内に死亡した患者さんや生後1週間以内に死亡した新生児も集計対象外です。
集計方法
- 在院日数は、入院日から退院日までの日数です。
- 10件未満の数値の場合は、ハイフン（-）で表示しています。
平成30年度 西条中央病院 病院指標
- 年齢階級別退院患者数
- 診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
- 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
- 成人市中肺炎の重症度別患者数等
- 脳梗塞の患者数等
- 診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
- その他（DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
年齢階級別退院患者数
| 年齢区分 | 0～ | 10～ | 20～ | 30～ | 40～ | 50～ | 60～ | 70～ | 80～ | 90～ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | 719 | 124 | 46 | 91 | 78 | 155 | 305 | 448 | 558 | 203 |
一般病棟の退院患者数を10歳刻み（90歳以上は1つの階級）の年齢階級別に集計しています。
小児科・産婦人科があり分娩も取り扱っているため、幅広い年齢層の入院患者さんに利用していただいています。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
【内科・循環器内科・糖尿病内科】
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050050xx02000x | 【狭心症、慢性虚血性心疾患、経皮的冠動脈形成術等】 手術・処置等1：なし，1または2あり、手術・処置等2：なし、副傷病：なし |
65 | 6.55 | 4.47 | 1.54 | 73.18 | |
| 050050xx99100x | 【狭心症、慢性虚血性心疾患】 手術なし、手術・処置等1：1あり、手術・処置等2：なし、副傷病：なし |
49 | 3.45 | 3.03 | 0.00 | 72.33 | |
| 050130xx99000x | 【心不全】 手術なし、手術・処置等1：なし、手術・処置等2：なし、副傷病：なし |
47 | 31.53 | 17.66 | 0.00 | 84.43 | |
| 060380xxxxx0xx | 【ウイルス性腸炎】 手術・処置等2：なし |
45 | 10.93 | 5.42 | 4.44 | 54.40 | |
| 050050xx99200x | 【狭心症、慢性虚血性心疾患】 手術なし、手術・処置等1：2あり、手術・処置当2：なし、副傷病：なし |
40 | 3.45 | 3.15 | 0.00 | 72.75 |
循環器内科を中心に幅広い疾患の入院患者さんを５名の常勤医で担当しています。
循環器カンファレンスは毎週木曜日の朝に開催し、循環器医療に携わるスタッフが参加することで共通の意識をもって検査・治療が円滑に行えるようにしています。心臓カテーテル検査・治療は毎週木曜日の午後に行っていますが、急性冠症候群（ACS）など緊急時や木曜午後の枠がない場合は不定期に行うこともあります。
ウイルス性腸炎では比較的若い年代の患者さんも多く平均年齢が下がる傾向があります。
【小児科】
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040090xxxxxx0x | 【急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他）】 副傷病：なし |
125 | 5.78 | 6.19 | 0.80 | 1.06 | |
| 060380xxxxx0xx | 【ウイルス性腸炎】 手術・処置等2：なし | 108 | 4.24 | 5.42 | 1.85 | 4.03 | |
| 040100xxxxx00x | 【喘息】 手術・処置等2：なし、副傷病：なし | 89 | 5.84 | 6.62 | 1.12 | 3.89 | |
| 030270xxxxxxxx | 【上気道炎】 | 63 | 4.63 | 4.96 | 0.00 | 3.17 | |
| 0400801199x00x | 【肺炎等（1歳以上15歳未満）】 手術なし、手術・処置等2：なし、副傷病：なし |
58 | 5.19 | 5.71 | 1.72 | 3.05 |
小児科では、小児呼吸器疾患クリニカルパスと小児消化器疾患クリニカルパスを使用しており、多くの患者さんに適応しています。
愛媛県東予東部における小児二次救急輪番病院として夜間や休日の救急搬送や急患センターからの紹介を受け入れています。
【外科】
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060160x001xxxx | 【鼠経ヘルニア（15歳以上）】 ヘルニア手術 鼠経ヘルニア等 |
22 | 5.14 | 4.96 | 0.00 | 66.32 | |
| 060040xx99x60x | 【直腸肛門（直腸Ｓ状部から肛門）の悪性腫瘍】 手術なし、手術・処置等2：6あり、副傷病：なし |
19 | 3.00 | 4.33 | 0.00 | 71.00 | |
| 090010xx99x8xx | 【乳房の悪性腫瘍】手術なし、手術・処置等2：8あり | 13 | 2.15 | 5.34 | 0.00 | 62.92 | |
| 060150xx99xx0x | 【虫垂炎】 手術なし、副傷病：なし | 12 | 8.42 | 6.78 | 0.00 | 26.33 | |
| 060035xx99x61x | 【結腸（虫垂を含む）の悪性腫瘍】 手術なし、手術・処置等2：6あり、副傷病：あり |
11 | 3.00 | 9.82 | 0.00 | 70.36 |
麻酔・病理の常勤医師確保に加え、外科常勤医師を3名体制に出来たことで安全に手術をする環境が整いました。
午後からの外来患者さんにも可能な限り対応しており、地域の外科診療を守るために頑張っています。
愛媛大学医学部附属病院からの応援により、心臓血管外科や小児外科患者さんの診察を行い、必要に応じて大学病院に紹介することもあります。
【整形外科】
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160800xx01xxxx | 【股関節・大腿近位の骨折】 人工骨頭挿入術 肩，股等 |
40 | 67.05 | 26.30 | 7.50 | 82.73 | |
| 070230xx01xxxx | 【膝関節症（変形性を含む）】 人工関節再置換術等 |
24 | 55.88 | 24.26 | 0.00 | 77.71 | |
| 160760xx97xxxx | 【前腕の骨折】 手術あり | 17 | 13.94 | 5.68 | 0.00 | 70.53 | |
| 070343xx97x0xx | 【脊柱管狭窄症（脊椎症を含む）腰部骨盤、不安定椎】 その他の手術あり、手術・処置等2：なし | 14 | 26.14 | 16.80 | 0.00 | 70.79 | |
| 070341xx020xxx | 【脊柱管狭窄症（脊椎症を含む）頸部】 脊椎固定術，椎弓切除術，椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む）前方椎体固定等、手術・処置等1：なし |
11 | 43.00 | 20.71 | 9.09 | 71.18 |
整形外科で入院される患者さんの多くは、リハビリテーションを必要としています。当院では、急性期治療後に必要に応じて地域包括ケア病棟に移動していただき在宅療養が可能になるまでのリハビリテーションと退院支援を行っています。地域包括ケア病棟は、他の医療機関で手術を行い、住居の近くでリハビリをしたい患者さんにも利用していただけます。
2018年度より愛媛大学医学部附属病院整形外科の応援により、脊椎外来を開始しており脊椎手術で入院される患者さんも増えてきました。
【産婦人科】
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 120170xx99x0xx | 【早産、切迫早産】 手術なし、手術・処置等2：なし | 24 | 26.42 | 19.69 | 8.33 | 29.13 | |
| 12002xxx02x0xx | 【子宮頸・体部の悪性腫瘍】 子宮頸部（腟部）切除術等、手術・処置等2：なし | – | – | 3.20 | – | – | |
| 120060xx01xxxx | 【子宮の良性腫瘍】 子宮全摘術等 | – | – | 9.87 | – | – | |
| 120180xx01xxxx | 【胎児及び胎児付属物の異常】 子宮全摘術等 | – | – | 9.70 | – | – | |
| 120150xx99xxxx | 【妊娠早期の出血】 手術なし | – | – | 11.83 | – | – |
産婦人科は常勤1名体制で頑張ってきましたが、2019年7月より常勤医が2名になり、愛媛大学医学部附属病院の応援もあって非常勤3名と併せて診療を行っています。小児科や麻酔科との協力のもと、これまでよりも多くの妊婦さんの受け入れが可能になり安心で安全な出産をしていただけますよう全力で対応させていただきます。
また、婦人科領域の手術にも対応することが可能になり地域の産婦人科診療を支えられるよう体制を維持していきたいと思います。
【眼科】
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 020110xx97xxx0 | 【白内障、水晶体の疾患】 手術あり片眼 | 24 | 2.75 | 2.84 | 0.00 | 75.88 | |
| 020110xx97xxx1 | 【白内障、水晶体の疾患】 手術あり両眼 | – | – | 5.39 | – | – |
入院の多くは白内障の手術患者さんです。片眼なら日帰りと1泊2日のどちらかを選択することが多く、患者さんの状況に応じて相談させていただいています。 多くの場合地域包括ケア病棟を利用しているためDPC件数が少なく見えていますが、年間100例以上の手術を行っており、その件数は年々増えています。
【放射線科】
| DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 （自院） |
平均 在院日数 （全国） |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060100xx01xx0x | 【小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む）】 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術、副傷病：なし |
75 | 2.20 | 2.67 | 0.00 | 63.87 | |
| 060020xx04x0xx | 【胃の悪性腫瘍】 内視鏡胃，十二指腸ポリープ・粘膜切除術、手術・処置等2：なし |
– | – | 8.52 | – | – | |
| 060340xx03x00x | 【胆管（肝内外）結石、胆管炎】 限局性腹腔膿瘍手術等、手術・処置等2：なし、副傷病：なし |
– | – | 10.08 | – | – | |
| 060100xx01xx1x | 【小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む）】 内視鏡的ポリープ・粘膜切除術、副傷病：あり |
– | – | 3.94 | – | – | |
| 060102xx99xxxx | 【穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患】 手術なし | – | – | 7.75 | – | – |
当院の放射線科は、消化管内視鏡治療を得意としており胃カメラや大腸ファイバー等の検査から、ポリープ切除や早期悪性腫瘍の切除も行っています。
内科・外科とも連携して多くの消化器疾患への対応が可能となっています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
| 初発 | 再発 | 病期分類基準（※） | 版数 | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| StageⅠ | StageⅡ | StageⅢ | StageⅣ | 不明 | ||||
| 胃癌 | 13 | – | – | – | – | – | 1 | 7 |
| 大腸癌 | – | – | – | 12 | – | 41 | 1 | 7 |
| 乳癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 7 |
| 肺癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 7 |
| 肝癌 | – | – | – | – | – | – | 1 | 7 |
※ 1：UICC TNM分類，2：癌取扱い規約
5大癌（胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌）について初発患者はUICCのTNMから示される病期分類による患者数を、再発患者は期間内の患者数を集計しています。患者数は延患者数となっており、同一患者が複数回の入退院を繰り返した場合はその都度患者数としてカウントされます。
UICCのTNMから示される病期分類とは、がんの進行度を判定する基準として国際的に活用されている国際がん連合（UICC）採用のがん分類方法で、原発がんの大きさ・広がり・深さをT、原発がんの所属リンパリンパ節転移の状況をN、他の臓器への遠隔転移への状況をMとして区別しそれらを総合して病期（Stage）を判定しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
| 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 16 | 10.69 | 57.19 |
| 中等症 | 82 | 30.32 | 85.02 |
| 重症 | 13 | 65.23 | 87.54 |
| 超重症 | – | – | – |
| 不明 | – | – | – |
市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人が発症する肺炎のことです。
重症度は、日本呼吸器学会（JRS）が定めたA－DROPスコア
①Age（年齢）：男性70歳以上、女性75歳以上
②Dehydration（脱水）：BUN21mg/dL以上または脱水あり
③Respiration（呼吸）：SpO2＜＝90％（PaO2 60Torr以下）
④Orientation（意識障害）：意識障害あり
⑤Pressure（収縮期血圧）：収縮期血圧90mmHg以下
の5つの項目を用いて分類し、全ての項目に該当しなければ軽症、1つまたは2つ該当すれば中等症、3つ該当すれば重症、4つまたは5つ該当すれば超重症（ただし、ショックがあれば1つのみでも超重症）、不明の項目が１つでもあれば不明とする。
当院では、小児科の患者もいます。軽症例で平均年齢が下がっているのはそのためです。
脳梗塞の患者数等
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| 3日以内 | 46 | 36.91 | 78.87 | 22.64 |
| その他 | – | – | – | – |
当院は、脳神経外科の常勤医が不在のため脳梗塞は内科・循環器内科の医師が治療を行います。入院初期からリハビリスタッフが介入してリハビリテーションを行います。入院初期からリハビリスタッフが介入してリハビリテーションを行います。急性期治療後は、必要に応じて地域包括ケア病棟に移動していただき在宅復帰を目指します。
重症例では高次医療機関への転院搬送をすることもあります。また、急性期治療を終えて回復期リハビリテーション病棟への転院を希望される場合は、市内の医療機関へ紹介することもありますので転院率が高くなっています。
診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
【内科・循環器内科】
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術（その他） | 70 | 3.53 | 7.90 | 4.29 | 73.44 | |
| K5972 | ペースメーカー移植術（経静脈電極） | 17 | 7.47 | 25.12 | 11.76 | 83.55 | |
| K6871 | 内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみのもの） | 16 | 6.94 | 19.44 | 0.00 | 74.94 | |
| K5463 | 経皮的冠動脈形成術（その他） | 12 | 1.17 | 1.58 | 0.00 | 72.33 | |
| K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術（不安定狭心症） | – | – | – | – | – |
循環器内科が行う血管内治療は、虚血性心疾患に対する治療のほか透析患者さんのシャント閉塞や下肢動脈塞栓症の患者さんにも行います。
胆道系の患者さんも入院していますが、内視鏡治療は放射線科医師が行っています。
【外科】
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6335 | 鼠経ヘルニア手術 | 22 | 1.59 | 3.18 | 0.00 | 66.77 | |
| K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 18 | 4.11 | 6.00 | 0.00 | 64.06 | |
| K4761 | 乳腺悪性腫瘍手術（単純乳房切除術（乳腺全摘術）） | – | – | – | – | – | |
| K718-22 | 腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴うもの） | – | – | – | – | – | |
| K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍手術 | – | – | – | – | – |
愛媛大学医学部附属病院の教授の応援もあり腹腔鏡手術にも力を入れています。
体への負担も少なく腹腔鏡下胆のう摘出術では、術後6日で退院することができています。
【整形外科】
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0461 | 骨折観血的手術（肩甲骨，上腕，大腿） | 32 | 5.31 | 58.09 | 15.63 | 82.91 | |
| K0821 | 人工関節置換術（肩，股，膝） | 27 | 2.56 | 53.59 | 0.00 | 76.37 | |
| K1426 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（椎弓形成） | 26 | 1.92 | 30.31 | 3.85 | 70.85 | |
| K0462 | 骨折観血的手術（前腕，下腿，手舟状骨） | 16 | 3.44 | 41.88 | 0.00 | 68.00 | |
| K0483 | 骨内異物（挿入物を含む）除去術（前腕，下腿） | 16 | 0.19 | 4.69 | 0.00 | 68.69 |
整形外科では、愛媛大学医学部附属病院の協力のもと膝の人工関節置換術や脊椎手術も安全に行っております。
整形外科の救急搬送では、高齢者の転倒による大腿骨や前腕の骨折患者さんが多く手術症例の上位の要因となっています。
手術後は地域包括ケア病棟でリハビリをすることが多く、入院前の生活状況に戻れるように多職種で退院支援を行っています。
【産婦人科】
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8982 | 帝王切開術（選択帝王切開） | 12 | 3.67 | 7.33 | 0.00 | 31.83 | |
| K867 | 子宮頸部（腟部）切除術 | – | – | – | – | – | |
| K877 | 子宮全摘術 | – | – | – | – | – | |
| K9091ｲ | 流産手術（妊娠11週までの場合）（手動真空吸引法によるもの） | – | – | – | – | – | |
| K8654 | 子宮脱手術（腟壁形成手術及び子宮全摘術）（腟式、腹式） | – | – | – | – | – |
2018年度は常勤1名体制でしたので手術件数は多くありませんでしたが、2019年7月からは、常勤医が2名になりましたので多くの手術症例にも対応していけるよう体制を整備しています。患者さんの状況によっては腹腔鏡手術にも対応可能です。
【眼科】
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K2821ﾛ | 水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他のもの） | 25 | 0.72 | 1.04 | 0.00 | 76.64 |
2014年に眼科常勤医師が着任してから年々手術件数が増加しています。
一般病棟以外でも入院・手術を行っていますので年間100件以上の白内障手術を行っています。
患者さんの状況に合わせて日帰りか1泊2日のクリニカルパスを適用して安全に治療を行います。
【放射線科】
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径2cm未満） | 74 | 0.00 | 1.00 | 0.00 | 64.30 | |
| K6532 | 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層） | 10 | 1.00 | 10.00 | 0.00 | 70.60 | |
| K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径2cm以上） | – | – | – | – | – | |
| K6871 | 内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみのもの） | – | – | – | – | – | |
| K6852 | 内視鏡的胆道結石除去術（その他） | – | – | – | – | – |
放射線科の短期の入院では一般病棟以外の地域包括ケア病棟でも治療しており、上記件数よりも多くの件数を取り扱っています。
2018年度の大腸ポリープ切除術は119件でした。
その他（DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | – | – |
| 異なる | – | – | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | 12 | 0.45 |
| 異なる | – | – | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | – | – |
| 異なる | – | – | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 15 | 0.55 |
| 異なる | – | – |
180040手術・処置等の合併症の内訳（傷病名） 透析シャント閉塞：8件、術後出血3件、術後合併症1件、透析シャント機能低下1件、カテーテル関連尿路感染症1件、人工関節脱臼1件となっています。
更新履歴 2019.9.27 平成30年度病院指標を公開しました。