今回の研修では、転倒・転落の場面を想定したシミュレーション研修を行いました。
　転倒・転落場面に遭遇し、患者さんの訴えやその時の状況などの情報から観察する項目、どのように先輩へ報告するか、また今後起こりうるリスク、再発防止の対策などをグループで話し合い考えたことを発表し合いました。一番にどう行動すべきか、その後の報告も先輩が状況を理解しやすいよう詳細に伝える必要があることを学びました。再発防止対策にて病態や状態によってはセンサー利用など患者さんの行動を抑制する考えも上がりましたが、患者さんの気持ちも理解し、まずは生活される環境調整や対応が速くできるよう病室の位置調整を行うなどなるべく抑制が行われないように工夫する重要性も学ぶことができました。
　また、先月の研修でグループに分かれて行った看護場面の振り返りにて考えた今後大切にしたい看護の全体共有も行いました。振り返りを通してそれぞれの部署で経験した成功体験だけでなく葛藤や失敗体験も学びとして今後に活かしていけるようにしていきたいと思いました。

Ｓ3病棟　Ｉ・Ｓ