初期臨床研修プログラムの紹介
2021年度バージョン(約1分半)
研修医の声
2020年度 5期生 大下 祐也
初期研修医の大下です。当院で初期研修を開始して1年が経ちます。当院の研修で魅力的だと感じる点は、指導医の先生方に「初めはできなくても当たり前だから」という姿勢で指導して頂けることです。初めから完璧を求められる研修ではなく、まず自分なりに勉強してやってみて、間違っていたり、わからない事があったりすれば、一から丁寧に教えていただける研修スタイルは右も左も分からない研修医にとって非常にストレスフリーであると感じます。
また、指導医の先生だけではなく、他のスタッフの皆さんも非常に優しくフレンドリーで、とても研修しやすい環境だと思います。研修内容に関してですが、専門性の高い治療を学ぶという点では確かに大学病院に劣るかもしれません。しかし、common diseaseを幅広く初期対応から退院まで診療できる点は、当院のような市中病院の良さであると考えています。また、研修医の人数が少ないため、手技を経験させてもらえる機会も多いところも当院の魅力であると思います。内科系・外科系ともに、この1年間で診療能力が大きく成長したと感じます。
ここでは当院の研修の全てを伝えきることは難しいので、ぜひ病院見学にも来てください。お待ちしています!
2019年度 4期生 三好 翔太
当院での研修は文字通り「自ら考え、自ら動いて実施できる」研修です。優しく丁寧な各科指導医の指導のもとで、救急first touchだけでなく、内科外来・内視鏡検査・心臓カテーテル・手術・麻酔管理・読影等々、様々な業務に研修医主導で携わることができ、研修医が主人公になれる病院です。
また、病院全体がアットホームで、指導医だけでなく看護師さんやコメディカルスタッフの方にも話しやすい雰囲気であるため、実際に働いてみて非常に働き心地が良い病院だと感じています。
もちろん、福利厚生は充実していますし、2年次以降は倉敷中央病院救急科研修や大学病院での専門科研修も選択できます。自分の希望臨床科や研修医のうちに学びたいと思う分野に応じてプログラムを決められる自由度の高さも魅力だと思います。
ぜひ一度見学に来てください!
院長からのメッセージ
当院は、創立以来地域の中核病院としての市民病院的役割を果たしてきました。2次救急病院輪番制の中で救急医療を担うとともに、小児医療、産科医療のほか障害者病床を中心とした慢性期医療まで幅広い診療を行っていますので希望に応じていろいろな臨床研修ができる環境にあります。さらに常勤医師が少ないために各診療科の垣根が低く、互いに気軽に相談や紹介ができる雰囲気があり、研修医にとっても心強いと思います。
リクレーションは、芋炊き会、大忘年会の2大行事の他、数種の中から選ぶことのできる職員旅行には家族も参加できます。同好会はソフトボール、ボーリング、ゴルフ、テニスや最近はじまったヨーガ、フラダンスなどがあり、釣りが趣味の職員も多く、冬は石鎚山スキー場でスキーやスノボーを楽しむこともできます。よく遊びながらよく学ぶことができる環境は整っています。少人数での仲良く楽しい研修を望む研修医の応募を待っています。
2025年度(令和7年度) 西条中央病院 卒後臨床研修プログラムの概要
西条中央病院は基幹型病院として初期臨床研修医を受け入れています。
お問い合わせは臨床研修管理室まで
kenshu@saijo-c-hospital.jp | |
0897-56-0300 |
また愛媛大学医学部附属病院を基幹型病院とする協力型臨床研修病院として研修医を受け入れています。
協力型研修病院としての研修のお問い合わせは愛媛大学医学部・総合臨床研修センターまで
Email : kenshu@m.ehime-u.ac.jp
内科、救急、外科、小児科、産婦人科、精神科、地域医療 | |
循環器内科、内科、小児科、外科、整形外科、産婦人科、放射線科、眼科、麻酔科 |
愛媛大学病院
倉敷中央病院
村上記念病院(地域医療)
周桑病院(地域医療)
西条中央病院指定居宅介護事業所(地域保健)
西条中央保健所(地域保健)
研修プログラム
当院の研修プログラムの目的と特徴
【目的】
すべての臨床研修期間において、研修医が倫理的、科学的根拠に基づいた医療を実践し、プライマリーケアを中心とした基本的診療能力を身につけることを目的としています。
また、自ら考え、動くことができる研修医の育成を目指し、多様な手技を実践する研修を行っています。
【特徴】
急性期を中心に、亜急性期(地域包括ケア)や障がい者など慢性期の患者さんに対する、疾患の状態に応じたきめ細かい医療を研修することができる地域中核病院です。
特徴1 | 2年目の選択科の履修期間が比較的長く、専門医研修に向けてスケジュールを組むことが出来ます。2年目のスケジュールは、1年目11月頃にプログラム責任者と相談しながら決めます。 |
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特徴2 | それぞれの研修医の希望に合わせて、運用をします。研修各科において、研修医1名に対して、指導医を1名つけることでマンツーマンの指導体制をとります。 |
特徴3 | 1年目の救急研修に麻酔科研修4週間、整形外科研修4週間を含んでいます。 |
特徴4 | 放射線科研修が内科研修の一環として必修研修に含まれています。(画像診断能力の高い研修医となれます。) |
特徴5 | 研修は原則1年以上を西条中央病院で行います。ただし、選択科目研修については、協力型病院である愛媛大学附属病院および倉敷中央病院のほか、地域保健研修を実施する協力施設での研修も可能です。 |
特徴6 | 2年目に年間約1万台の救急搬送がある倉敷中央病院救急科で24時間ER型研修を行います。西条中央病院は現在、倉敷中央病院より独立した社会医療法人ですが、昭和29年倉敷中央病院西条分院でスタートした歴史があります。) |
特徴7 | レジデント外来(初期研修医の一般外来研修を行います。)院内トリアージ後、ファーストタッチで1年目より研修医が診察します。困ったり、相談したい場合に備えて、指導医あるいは外来担当医が診療面をバックアップします。 |
特徴8 | 当院研修管理委員会が研修プログラムを管理し、研修の履修状況をチェックし、充分な研修が行われるようにします。 |
研修の診療科目
A 内科
B 救急部門(麻酔科研修を含む)
C 外科
D 小児科
E 産婦人科
F 精神科
G 地域医療
H 選択科目(内科、外科、小児科、産婦人科、麻酔科、整形外科、放射線科、眼科、麻酔科)
*研修期間は内科24週、救急12週、外科・小児科・産婦人科・精神科・地域医療については各診療科とも4~8週の必修科目と、選択科目を合わせて、104週です。
*2年間を通して、西条中央病院において原則として必修科目の研修を中心に、52週以上の研修を行ないます。ただし、精神科、救急研修の一部、選択科研修の一部、地域医療などについては、愛媛大学医学部附属病院、倉敷中央病院、村上記念病院、西条道前病院、西条市立周桑病院、西条保健所、西条中央病院指定居宅介護支援事業所との協力を得て研修を行うこととします。
*また、研修医の希望を前提に、選択科目および地域医療研修のプログラムを作成します。
西条中央病院を基幹型臨床研修病院とする場合
推奨プラン
1~4週 | 5~8週 | 9~12週 | 13~16週 | 17~20週 | 21~24週 | 25~28週 | 29~32週 | 33~36週 | 37~40週 | 41~44週 | 45~48週 | 49~52週 | |
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1年次 | 内科24週 | 救急8週 | 一般外来 | 必修科目16週 | |||||||||
一般内科8週・循環器科内科8週・放射線科8週 | 麻酔科4週・整形外科4週 | 外科4週・小児科4週 産婦人科4週・精神科4週 |
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2年次 | 選択科目 | 地域医療 | 選択科目 | ||||||||||
西条中央病院 8週 |
倉敷中央病院 8週 |
愛媛大学病院など 8週 |
西条中央病院 24週 |
文献検索・医学図書
医学中央雑誌、Index Medicus は院内LANよりインターネットを通じて常時検索可能。
医学図書は各科商業雑誌(43誌)、各学会雑誌、各科大系(内科学大系、外科学大系など)は閲覧可能。
臨床研修時の給与について
西条中央病院を基幹型臨床研修病院とする場合
50万円/月 (賞与 年50万円) (指定宿舎利用の場合、住宅手当は別途支給) |
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55万円/月 (賞与 年55万円) (指定宿舎利用の場合、住宅手当は別途支給) |
年次報告
令和6年度年次報告
臨床研修時の宿舎について
西条中央病院の東側にある「職員寮・研修医寮」を利用していただく予定です。
1K (8.5畳、バス、トイレ、IHキッチン)付きです。
宿舎外観
宿舎内観
当直室
研修医室
病院見学のご案内
下記の病院見学申込書に必要事項記入のうえ、
kenshu@saijo-c-hospital.jp
宛てにお申し込みください。
数日中に受付確認の返信を行っていますが、申し込み後3~4日以内に連絡がない場合は、TEL:0897-56-0300(代表)までお電話をお願いします。
(病院見学は、第2・4土曜日に開催するケースが多くなっております)
専門研修プログラムについて
当院は、基幹病院「愛媛大学医学部付属病院」の連携病院となっており、
内科案内(外部リンク) | |
外科案内(外部リンク) | |
愛媛大学整形外科専門研修プログラム | 整形外科案内(外部リンク) |
上記の受け入れをおこなっています。