看護部を代表して
看護部長からのメッセージ
皆さん、こんにちは。西条中央病院看護部長の田坂です。
当院看護部のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
さて、当院の歴史をひも解いてみますと、昭和29年(1954年)、当時の株式会社クラレ第二代社長大原総一郎氏により、倉敷中央病院分院・西条中央病院として創設されました。当初の診療科は7科、病床数は60床で、創設主旨は、当院の基本理念でもある「地域社会への奉仕の精神」に基づき、「西条市を中心とする地域医療を補完し、市民の健康を支えることを目標とする」でした。その精神は現在も受け継がれており、クラレ西条事業所を母体として西条中央病院、栄光教会、栄光幼稚園、愛媛民芸館等、地域社会へ貢献を果たしております。そういった生い立ちから当院は、現在も岡山の倉敷中央病院、大阪の愛染橋病院とは、関連病院として交流しております。
現在、当院は大きく変貌を遂げ、社会医療法人として急性期、回復期、慢性期の医療機能を有し、周産期医療から看とり医療まで幅広い年齢の方を対象とした医療を提供している地域密着多機能病院として運営しています。
また、当院には、「同心協力」という素敵な言葉があります。この言葉は、クラレ初代社長大原孫三郎氏が組織の精神的支柱として謳われた言葉であり、当時は「同心戮力(どうしんりくりょく)」という言葉でした。「同心りく力」は「同心協力」と同じ意味を持つ熟語ですが、「目的を達成するために社員一人ひとりが与えられた使命に対して、心を一つに合わせて頑張ろう」という意味だそうです。当院における「同心協力」は、職員全員が同じように思いやりのあるやさしい心を持って、協力しながら質の高いチーム医療を行うことを意味しています。当院の看護部の理念にも、同心協力という言葉が入っています。私は、この同心協力という言葉に愛着を持っております。看護部は職員の半数以上を占めており、看護部全員が心を1つにして、地域の方々に安全安心な看護を提供してまいりたいと思っております。
私は、安全・安心な看護を提供するためには、人財育成が重要と思っております。本来、人材の材は、材料の材と書きますが、私は財産の財をいつも使用しています。それは、弱い立場の人を対象とする看護には人が一番重要な要となると思っているからです。看護部の人財は病院の財産であり、地域の財産でもあります。超少子高齢多死社会において、地域包括ケアシステム構築のためにも、地域医療に貢献できる人財を育成していきたいと思います。
地域医療に貢献したいと考えている看護師さん、看護師を志している方は、ぜひ、当院で一緒に働きましょう。
看護部の理念
- 私たちは同心協力のもと、地域社会に貢献します
- 私たちはチーム医療で安全・安心な看護を実践します
- 私たちは自己研鑚し、看護の質の向上に努めます
看護部の基本方針
- 患者さんの人格と権利を尊重した看護を実践します
- 的確な判断と技術に基づいた安全な看護を実践します
- 地域および医療者間の連携を密にした看護を実践します
- 専門職業人として、能力開発のため努力します
- 病院への健全経営へ参画します
2024年度 看護部の方針
- 「力」…自ら動き、または他の物を動かす働き 物事をするときに助けとなるもの ききめ
- 「役割」…地位や職務に応じる期待・機能 遂行する立場・職責 強みやスキルによる組織への好影響
- 「質」…ものを成り立たせている中身=看護の質
3つの柱を 個人・チーム・組織 で発揮する
看護職員の負担の軽減及び処遇の改善に資する取り組み事項(PDF)
認定看護師の出前講座 ※オンラインでも可能