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2024-03-15

麻疹(はしか)が疑われる場合は、受診の前にお電話を!

麻疹(はしか)にご注意ください

2024年2月、海外から帰国した男女5人が麻疹ウイルスに感染していることが報告されました。麻疹は、麻疹ウイルスによって発症し、重症化する恐れがある感染症です。感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強く、新型コロナウイルスをはるかにしのぎます。免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。麻疹ウイルス含有ワクチン接種が唯一の予防手段となりますが、新型コロナウイルス感染症の流行により、国内外で小児のワクチン接種率が低下し、近年、麻疹に対して免疫を持たない方が増えてきております。麻疹にかかったことがなく、ワクチン接種がお済でない方は速やかに接種していただくことをお勧めします。

症状は、発熱・咳・鼻水・全身の発疹

38度以上の発熱、咳・鼻水などの気道症状、結膜炎(目の充血、めやに・涙)に続き、口内の頬粘膜にできる白い斑点(コプリック斑)が出現します。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と全身の発疹が出現します。

受診の前には病院へ連絡を!

今まで麻疹にかかったことのない方やワクチン接種を完了していない方で、7~21日前に麻疹患者との接触や海外へ渡航をされた方が、発熱、結膜炎、咳などの気道症状に続き赤い発疹が出た場合は、麻疹が疑われます。受診される際には、事前に電話で「麻疹に感染しているおそれがある」ことをお伝えください。TEL:0897-56-0300 (代表)

ワクチンが最も有効な予防法

麻疹にかからないため、また流行を抑えるためには、2回のワクチン接種が最も重要です。現在、日本では1歳になったらすぐに1回目のワクチン接種を行い、2回目を小学校入学前に接種する定期接種を行っており、接種することを強く推奨します。基礎疾患をお持ちのお子さんで症状や服薬内容によってはワクチンを接種できない可能性がありますので、事前に主治医にご相談ください。

 

 

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