西条中央病院ニュースVol.9 心臓カテーテル装置 循環器内科 中村真胤
心臓カテーテル装置
当院は平成11年3月に心臓血管撮影装置を導入し、心臓カテーテル検査および治療を開始しましたが、装置の老朽化に伴い、平成23年8月に新規に心臓血管撮影装置を導入しました。新規に導入した装置はGE社のInnova 3100 IQ Proで、心臓から頭部腹部、下肢領域までの全身領域のインターベンションに幅広く対応できる血管撮影装置です。特徴としては、以前の血管撮影装置と比較して高画質でありながら低被爆撮影が可能です。また、静電容量センサ制御により検出器が患者に自動的に密着すると同時に、衝突しないように自動的に退避動作が行われますので、操作者にストレスを与えることなく、速やかな検査、治療が可能です。また、CTから3D画像を作成し、透視画像と照合することで冠動脈造影や経皮的冠動脈形成術を行う際のナビゲーションとしても役立ちます。今後はこの血管撮影装置を用いて心臓カテーテル検査および治療を速やかに安全に行っていくことで、西条地域の循環器の救急医療に少しでも役に立てればと思っています。
循環器内科 中村真胤